日 時 2015年7月9日(木) 13時30分~15時00分
場 所 崎陽軒本店 5階「マンダリン」
講 師 レストランエンタプライズ「駅弁マイスター」 三浦 由紀江 氏
▽私の基本は笑顔で元気なこと。社長が難しい顔をして機嫌が悪かったら、従業員が笑顔になるはずがない。接客販売業は全ての仕事の基本。機嫌の悪い人とは仕事をしたくない。接客では、自分がやられて嫌なことはやらない。やったことは二つ。まず、お客さまの目線の先などをよく見た。仕事は気付き。ぼーっとしていたら気付かない。もう一つはお客さまと普通の会話をすること。そこからニーズを引き出したり、把握したりできる。
▽「さっきの弁当の販売員は面白かったな」と言って食べてもらうと味は変わる。どうせ働くなら笑顔で楽しく働いた方が商品の価値は上がる。「あの人から買ったからよかった」と思ってもらえれば、電車の乗り心地も違うし、車の乗り心地、家の住み心地まで違ってくるのではないか。
▽かつて、嫌なことがあると文句と批判ばかりだった。では、なぜ評価されたのか。自分が変われたからだ。だから所長になれたし、いろんなことができたと思う。変われたのは社員やスタッフ、上司、お客さまがいろんなことを教えてくれたから。みんなに支えられ変わることができたから評価されたと思う。
▽52歳で運よく正社員になり、1年3カ月後に大宮営業所長になった。月1回の5連休を義務化し、旅を勧めた。私たちは旅に出るお客さまに弁当を売っている。自分たちも旅人になった方がお客さまの気持ちが分かる。売れないことを立地のせいにしたことはない。現場が元気で明るくなったから売り上げがアップした。