日 時 2013年7月18（木） 13時30分～15時
場 所 横浜ベイシェラトン ホテル＆タワーズ 5階「日輪の間」
講 師 政治ジャーナリスト 末延 吉正氏
▽安倍政権の支持率は数％ダウンしているが、都議選と同様、選挙のトレンドは変わっていない。アベノミクスの効果は、衆院選前の昨年11月と比べ歴然。それだけ国の富が増したわけだ。自民は68～70、民主は20議席を切るだろう。自公で過半数、中には自民のみで、という見方もある。
▽問題は選挙後。まず“ライバルなき第2次安倍内閣”の運営だ。ＴＰＰへの参加は農協改革、つまり既得権の排除。これから予算の分捕り合戦が始まる。周りにはいろいろな人がいる。そこで草刈り場になるのが人事だ。一部再任されない人はいるが、改造内閣人事は小幅とみている。
▽次は10月の臨時国会での消費税問題だ。財務省は予定通り来年4月アップだが、私は１年間凍結した方がいいと訴えている。政府は来年度予算で投資減税、法人税減税を検討しているが、企業だけでなく、個人の社会保障減税もすべきで、財源はこの間の3兆円の税収増をあてればいい。
▽2年後には物価上昇率2％、経済成長4％を目指している。参院選の次は、3年後の衆参同日選になる。そのときには改憲が焦点になる。日本維新の会やみんなの党との連携が必要になる。それを実現するのもアベノミクスだ。
