日 時 2014年3月4日(火) 15時~17時40分
場 所 ホテル、ニューグランド 本館2階「レインボーボールルーム」
講 師
■ 基調講演「最近の金融経済情勢について」 日本銀行横浜支店長 竹澤 秀樹 氏
■ 特別講演「人を育てる、人に育てられるー柔道を通して学んだこれからの生き方ー」柔道家、東海大学副学長、神奈川県体育協会会長 山下 泰裕 氏
神奈川情報交流会(懇親会) 17時50分~19時30分 「ペリー来航の間」(新館3階)
政財界やスポーツ界の第一線で活躍するトップが実体験を語る「神奈川TOPセミナー」が4日、ホテルニューグランド(横浜市中区)で開かれた。ロサンゼルス五輪柔道金メダリストで県体育協会会長の山下泰裕氏が「人を育てる、人に育てられる-柔道を通して学んだこれからの生き方-」と題して特別講演。柔道、恩師、教え子から学んだことを伝えた。
山下氏は現在、全日本柔道連盟の副会長として柔道界の改革に取り組む一方、NPO法人を立ち上げて普及や国際交流にも務める。
小学4年で柔道を始め、中学2年の時に将来の夢として「五輪に出場してメーンポールに日の丸を見ながら君が代を聴けたら最高だろう。現役を辞めたら柔道の素晴らしさを世界に広げられるようになりたい」と作文に書いた。
作文の中で五輪の優勝だけではなく、引退後のことまで触れたのは、中学時代の指導者から「試合の勝ち負けだけではなく、人生に生かす柔道の話を繰り返し聞き、ただ強いだけではない本物の柔道家になりたいと思った」ことが土台にある。
夢を実現した今、子どもが夢を持てる社会にするため「ルールを守り、仲間と力を合わせ、相手を思いやるスポーツの力を信じたい」と話した。
セミナーでは、日本銀行横浜支店長の竹澤秀樹氏も登壇、「最近の金融経済情勢について」と題して基調講演した。
同セミナーは、県内に拠点を置く企業経営者向けの講演会と経営者間の交流の場として、富士ゼロックス神奈川と神奈川政経懇話会が共催。5回目の今回は、地元政財界から約250人が出席した。